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河津桜

厳冬の中咲き誇るピンク色

日本一早咲き桜の一つとして、毎年2月から3月上旬まで続々と咲き続けています。1995年に河津町に住む飯田勝美氏が河津川沿いで原木を偶然発見し、ご自身の庭先に植えたのが河津桜の由来とされています。1974年に「河津桜」と正式に命名され、翌年には飯田家の河津桜原木が「河津町天然記念物」に指定されました。現在でも、多くの観光客に人気の花見スポットとなっています。

河津桜が開花し、河津川沿いをピンク色に染め、ロマンティックな雰囲気を演出します。満開から約2週間後、新緑の青葉は河津川をさらに春色に引き立たせています。この地は、ノーベル文学賞を受賞した川端康成の名作『伊豆の踊子』の舞台となった場所としても知られています。

毎年の河津桜まつりは、約150軒の出店が川沿いに並びます。日本の伝統的な食べ物、手作り漬物、自家製の野菜と果物等、賑やかな屋台とピンク色の可愛い桜との組み合わせはユニークな季節景色となるでしょう。

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